「私の周りには、ぜんぜんいい男がいないの」
多くの女性からのそんな言葉を、頻繁に耳にします。
「本当に?」
ボクはその都度、こう聞き返します。
「断言していい。ぜ~~ったいにいない」
そうですよね。もしいたなら、あなたは彼氏との恋愛を楽しんだり、幸せな結婚生活を送られているはずですものね。
でもね。
本当は、いるんです。あなたにとっての最良のパートナーとなり得る人物が。あなたを生涯、幸せにしてくれる男性がね。
「だから、いないって」
では、あなたの周りに、素敵な彼氏になりうる人物がいることを、これからボクが証明して差し上げましょう。
「うそ~」
簡単です。
でも、その前に、あなたにご用意いただくものがあります。大したものではありません。スマートフォンやPCから一旦、目を離し、あなたのお部屋を見渡せば、かならずそこにあるものです。
「なになに?」
少し大きめな白紙と、鉛筆です。まあ、大きな画用紙とボールペンでもかまいませんが。また、ブルー、ピンク、グリーンのマーカーペンがあれば、それも用意してくださいね。
「え、そんな物だけでいいわけ?」
ええ。では早速始めることにしましょう。
まず、大きめな白紙の中央に「私」と鉛筆やボールペンで書いてください。そして「私」を丸で囲みます。
いかがですか? 大きな紙の中央に、あなたがポツンと出現しました。
さて次に、あなたのお知り合いを思い出しながら、「私」の周りに書いていきます。親しい人からでもかまいませんし、思い出した順でもOKです。また、お知り合いであれば、男女や年齢は問いません。兄弟やご両親、親類も含めてです。とにかくは、あなたが知っているすべての人の名前を書き、その人にも丸をつけます。また、お知り合いの丸と、中心のあなたの丸を線で結んでおいてください。モト彼、モト彼のお友達もOKです。しばらくあっていないクラスメイトやルームメイト、現在もしくは以前の同僚もお忘れずに。
きっと、いくらでも描くことができるはずです。ですから、紙は大きめのほうがいいわけです。
「でも、こんなことしても、彼氏は見つからないよ」
まあまあ。とにかくは自分を基点としたコミュニケーションをすべて書き出しましょう。
なお、自分の知り合いではあるものの、実際はお友達のお友達、お友達の彼氏といった関係にある方も中にはいらっしゃるはずです。その場合、お友達の丸から派生させる形で、その人を描き、そして丸で囲んで、お友達と線で結びます。
つまり(私)-(ナミ)-(斉藤さん)という具合です。そしてもしナミさんから派生するお知り合いが別にいらっしゃれば、その名前も書き、ナミさんと結びます。
いかがですか?あれこれと考えながら作業を進めると、驚くほど多くの人物が、あなたを中心として登場してくるはずです。丸の数は、少ない方でも数十、多い方であれば数百となるかもしれません。
この作業、数日を要する場合もあるでしょう。でも、意外に楽しい作業でしょ。その人々との過去がふと懐かしく思い出されることもあるでしょう。また、すっかり忘れていたものの、別の人を描いていたら、その流れで思い出した人も、いるかもしれません。
どうぞ、楽しみながら図の作成作業を進めてくださいね。ワインを片手に進めるのもいいかもしれません。
さて、図が完成したら、あらためてその図を見てください。現在のあなたは、意外にも、これほどまでに多くの人々とのコミュニティを持っています。
そこでまず、最初の作業です。
このコミュニティの中で、現在も独身である可能性の高い男性を抽出します。もしマーカーペンをお持ちであれば、その方の丸を、マーカーペンで縁取りをすると良いでしょう。後のことを考慮すると、ブルーを使うと良いかもしれません。なお、独身男性であれば、あなたが望むべき人であるか否かを問いません。
次に、ブルーのマーカーペンで縁取りをした独身男性の中で、もし相手が望むのであれば、お付き合いしてみてもいいなと思える人は、別紙に名前を書き移します。
一人一人じっくりと考えてみてくださいね。
「そういえば彼、今どうしてるんだろう。素敵な人だったけど、もう結婚したかな?」
「あ~懐かしいなあ。できればお付き合いしてみたかったなぁ。でも、私からは誘えなかったし」
そんな方でもOKです。
実は、これら一連の作業を行うと、そのうちのおよそ20%の方が、会えば、ちょっとときめくかもしれないという男性を、自己のコミュニティの中から見つけ出すことに成功します。
たとえその彼が、現在音信普通であったとしても、あなたはその人に連絡をつけることは容易です。お友達をたどれば、ほとんどの場合、その人にたどり着くことができるはずだからです。
もし、この段階でそんな人が候補に上がったならば、つまり、別紙に抽出された名前が出現したのなら、それが、あなたの運命の人である可能性があります。早速連絡を取ることをお勧めします。
別段、畏まる必要はありません。
「久しぶりだね。その後、どうしているかと思って・・・」
そんな気軽さで、お電話をしたり、メールを送ればよいのです。
切っ掛けは些細でも、突然恋愛の炎が、ふたりを取り巻き始めるかもしれないのです。
いかがですか? そんな男性、みつかりませんか?
「一人だけいた。意外だった。忘れてた。あの人、今、どうしてるんだろう・・・」
運命の人は、意外にも既にあなたの身の回りにいることが少なくありません。ちょっとだけ、赤い糸が絡まっていたり、少し長かったりするだけなのです。
なお、気になってはいたものの、連絡を取ったら、彼女と幸せだったり、既に結婚をしていたということも考えられます。でもそれは、本来のあなたの運命の人ではなかっだけです。この戦略のメインディッシュは、まだこれからです。
「え~やっぱりいないよ~。見つからないよ~」
大丈夫。
残りの80%のあなたのこと、忘れてはいませんから。
でも、少々長くなったので、これについては、次のエントリーに譲ることにしましょう。
「え!ちょ、ちょっとぉ~」