ある日、彼氏に転勤命令が下ったことを、あなたは知ります。もし、この時点であなたが、結婚をも視野に入れて、彼氏とおつきあいをされているのであれば、少しだけ焦る必要があります。
それは、彼氏とあなたが別れる確率が高まるからです。
「え?彼氏と別れる?なにそれ?」
驚かれますよね。でもこれ、あくまでも確率的なもなので、確実に別れることになるわけでもありませんのでご安心を。
「でも、別れる確率が上がるのは心配だよ~」
確かにそうですね。
ただし、喜ばしい要素も、彼氏の転勤命令によって発生します。
「何それ?」
彼氏があなたとの結婚を決意する確率もまた、上昇するのです。
つまり、あなたの近い未来には、今、不幸な別れと、幸せな結婚の双方が用意されていることになります。そして、そのどちらかを、選択しなければならないとしたら・・・。
あなたはどちらを手にされたいですか?
この答は改めて聞くまでもないですよね。今回は、彼氏に転勤命令が下った際に、あなたがすべきことについて学んでいくことにしましょう。
彼氏に転勤命令が出て、彼氏が転勤先に転居した場合、当然の事ながらあなたと彼氏との距離は、今よりもずっと離れることになります。
しかしこれは、ふたりの関係において、あまり望ましいものではありません。
おつきあいをするカップルをランダムに抽出し、その後の調査を行うと、2人の住まいの距離と、その後の結婚確率は、反比例、つまりは逆相関の関係を示すことがわかっています。
つまり、距離が離れれば離れるほど、ふたりが結婚する確率が低下するのです。しかもこれは、ふたりの年齢が低ければ低いほど、顕著にあらわれることになります。
これについては、少しだけ考えてみれば、すぐにわかることです。年齢が低ければそれだけ多感であることに加え、若ければそれだけ出会いの場も互いに増えるからです。
彼氏が離れてしまい寂しいときに、別の男性から優しい言葉を投げかけられれば、ついそちらになびいてしまうことはあることでしょう。そしてそれは、彼氏にもそのまま当てはめることができるはずです。
「え~。じゃあどうすればよいの?」
それにお答えする前に、彼氏に転勤命令が出た際に、訪れる幸運についても説明をしておく必要があります。
男性が結婚を決意したタイミングとして、実は「転勤命令が出た時」が非常に多く挙がるのです。転勤においては、新天地へ向かい、そこで新しい環境やコミュニティ、そして新しい仕事に慣れていく必要性が彼氏には生じます。また、現在おつきあいをしているあなたとは、別れ別れになり滅多に会えなくなる寂しさ、そしてあなたが自分のもとから離れてしまうのではないかという不安感、これらが彼氏を悩ませることになるのです。
そしてそんなとき、彼氏はふと思うはずです。
「彼女と結婚が出来たなら、ふたりで新天地へと向かうことができる。彼女が一緒にいてくれれば、新しい仕事にも充分立ち向かっていけるはずだ。どんな苦労が待っていようが、きっと乗り越えられるに違いない」
ただし、ふたりの関係の度合いによっては、彼氏は悩むに違いありません。
「彼女、結婚に同意してくれるだろうか。いや、してくれるはずがない。彼女には仕事もあるし」
そんな想いを胸に秘めつつ、結果として彼氏が転勤先へ引っ越してしまったら・・・。
「え~ありえない。ダメだよそんなの。ちゃんと言ってくれなきゃ」
ですよね。そんなありえない展開をくい止めるためにも、あなたは、即行動に出る必要があります。ただし、本シチュエーションの場合、急を要することから、トラップを仕掛けている時間がありません。巧妙な策を講じて、彼氏からプロポーズを引き出す時間的余裕がないのです。
ですから、あなたはごく自然に切り出すべきです。あなたの今の本当の考えを。そしてその際に、決意しておくべき事があります。それは、彼氏と結婚をすることのみを考え、あなたや周りの環境を、一時的であったとしても、すべて捨て去ることです。
「あなたの新しい場所での生活、私に手伝わせてもらえないかな」
「え?一緒に行ってくれるの?」
「うん」
「でも、君の仕事はどうするの?」
「私のお仕事は、これから一生、あなたを支えていくことだから」
「それってつまり・・・」
「うん。でね。あなたからの言葉がほしいの」
「え?け、結婚してって?」
「小さいときから憧れていた瞬間なの。だからもう一度・・・」
「わかった。いい?」
「うん」
「ボ、ボクと。ボクと結婚をして下さい。きっと君を幸せにする」
いかがでしょうか。重要な局面においては、戦略を用いることのないストレートなアプローチが必要でかつそれが最も有効な場合があります。それは、相手との絆を、一気に深めるための言葉のやり取り。
戦略なき戦略です。
少しだけ勇気は必要なはずです。でも、あなたのその勇気がなければ、絆が出来ぬまま、彼氏が離れていってしまうことさえあります。
あらかじめシチュエーションを想定し、準備をしておくことで、あなたにも、きっとできるはずです。小さな勇気でいいのです。でも、それによって、本当の幸福を直接手にすることさえ出来ることを、ここではひとつ学んでおいて下さいね。
さて、出発までに、ふたりで行わなければならないことは、山ほど存在するはずです。時間的余裕はありません。でも、乗り越えられますよね。その向こう側で待っている幸せをつかむためですから。
そしてあなたは旅立ちます。彼氏の唯一のサポーターとして。そして、彼氏の最愛の妻として。