結婚をされた女性の中には、夫だけには負けたくないと思われている方がいらっしゃるようです。夫に何かいわれると、それだけで静かに応対ができず、声をあらげます。また、夫が仕事である成果をあげてもそれを喜ぶことができず、自分であればもっとうまくできると思ったりします。
結婚をしてファミリーを形成したふたりは、ふたりで一つの「夫婦」という存在になります。つまり、夫の成功は妻の成功であり、妻の幸せは夫の幸せでもあるはずです。ところがこれがうまくいかないと悩まれる方が少なくないのです。
しかしこれでは、ふたりで幸せなファミリーを築くことはできません。今回はこの点についてふれてみたいと思います。
夫婦の中には、どのような言動においても、パートナーに優位性を持たせたくないという方がいます。つまり絶対に負けたくないと思っているわけです。中には、これを互いにやり合う夫婦もいます。常に相手の弱点を見つけ、そこを突きます。パートナーを負かすことこそが、自分の幸せであるかのように、常に相手の言葉尻を取り、言い負かそうと躍起になっているわけです。
いかがでしょうか。そんなご夫婦、ご存じないですか?
しかしこれ、とても疲れることだとは思いませんか。家庭内が戦場となり、リラックスをするどころではありません。
もしあなたと彼氏がこのような状況に陥りそうになっているのであれば、できるだけ早く、これを回避する必要があります。
「でも彼ったら、こんなことを言うんだよ。絶対に許せないよ」
それでもあなたはこの調子です。このようなカップルの場合、相手をライバル視していることが少なくありません。
しかし、真のライバルとは、張り合うことで、互いを高めあうポジティブな関係であるはずです。もしそのような要素がなく、単に言動で相手を負かすような思考で固まっているのであれば、それは夫婦としては大きなマイナスになります。
むしろいち早く離婚をして、互いに新しいパートナーを見つけることが得策です。
「え?いやそこまでは考えていないわけで・・・」
ですよね。あなたは夫である彼を愛しています。ただ、ちょっと負けたくないだけなのです。
しかしこの状態が続くと、ときに二人の関係に亀裂を生じさせたり、彼氏に女の影が見え始めたりするリスクが高まるため、注意が必要です。
さて、ではこのような展開を回避するには、どうしたら良いでしょうか。
あなたがもし、できればこんなことはやめたいと思うのであれば、しばらくの期間、彼と張り合うことをやめてみることをお勧めします。彼の言葉に反応したく思ったときには、逆に彼を認めて、できれば、彼を誉めてあげる応対を取ります。
これをしばらく続けると、彼は逆にあなたを尊敬するようになるはずです。
「お前って、最近何となく変わったよな。なんか大人になったっていうか・・・」
すると、不思議なことが起こります。
かつてあれこれと突っ込んできた彼の言動も、あなたに沿って優しいものへと変化するのです。
「なんかお前って凄い。かなわない」
意外にも、こんな言葉が彼から出始めることさえあります。
彼に原因があろうとも、まずはあなたから。
そんな対応が、彼をも変化させる強力なパワーを発揮するものなのです。
しばらくの間、試してみてはいかがでしょうか。